中農製作所とは

東大阪の地で創業60年超を迎えた
老舗製造業。現在は、顧客ニーズの
一歩先を行く、先進企業に成長しています!

中農製作所とは

東大阪の地で創業60年超を迎えた老舗製造業。現在は、顧客ニーズの一歩先を行く、先進企業に成長しています!

当社は、製造業のメーカーの中でも部品加工業と呼ばれる分野に位置する企業です。これまで部品製造はもちろん、その過程で得たノウハウを生かして、装置メーカーとしてのポジションを築く動きを行っています。日本の産業を支える大きな役割を担う当社の歴史や、時代の変遷と市場ニーズに合わせ、進化し続けてきた変遷についても紹介をいたします。

創業60年超の金属加工&装置製作を行う製造業企業です!

様々な部品製造を行う当社の製造ラインです。

中農製作所は、1949(昭和24)年 8月に大阪市内で丸中製作所として創業をしました。当時はミシン部品をメインに取り扱っており、1957年に中農製作所を設立、1968年より、現在の新町工場で部品製造を行う様になりました。現会長の父が創業者であり、社長は今、3代目を迎えています。創業当時はミシン部品をメインとしていましたが、その量産能力を活かして、少しずつ業界を変え、現在は自動車業界をメインに加工・製品の納品を行っています。

NC旋盤やマシニングセンタといっても業界未経験の方々にはわかりにくいかもしれませんが、金属を削り、製品の形を作り出していくことが仕事だと思っていただけると良いかと思います。当社の特徴としては、一定のロット数の生産量の品物に対して、それぞれ、固有の生産ライン(生産工程)を組むことで、加工を担当するオペレータが一人で加工を完結できるような工程組みを行っています。これにより一作業者ではなく、工程の多くを把握し、技能も身に着けることができる専門工の育成に取り組んでいます。

新たな業界に参入し、技術レベル向上に取り組んでいます。

図面レベルからのコストダウン・品質向上提案。

現在、新たな取り組みとして半導体をはじめとする製造装置メーカーの方々とのお取引を増やしています。これは、単品・小ロットの試作品~中量産品というこれまでの生産数量とは異なるレンジで勝負をしていきたいと考えたためです。自動車の業界は、図面通りに早く・品質よく・効率的に加工を行うことが求められますが、これらの業界は少し異なる傾向にあります。

どのように違うのかというと、お客様と部品を共同で作り上げていくという点が挙げられます。具体的には、図面をいただいた際に部品一つひとつの用途を確認し、不必要な加工部や過剰スペックとなっている部分を取り除き、どのような形状・加工とするのがベストかという提案を行っています。一見、時間がかかり、当社としてはあまりメリットがないように見えますが、この取り組みによりお客様と当社の間でしか分からない共通のノウハウが蓄積されていき、当社のファンになっていただくことができます。また人財育成の面でも一人ひとりが考えて加工を行うので、教育の面でも効果を発揮しています。

自社製品の開発と企業としての今後の時代を見据えた取り組み

常にお客様のことを考え、
価値の提供を行っていきます。

さらに当社の直近の取り組みとして、今後の10年を見据えた自社の加工技術の可能性を探索しています。現在、主に力を入れ、販売を検討しているのが社内の工程改善の中で生まれた小型の洗浄装置です。この装置は、当社の工場のスペースの問題で設置できなかった洗浄機を工程内に取り込みたいという社内ニーズから派生して、設計・開発を行った製品です。2017年には展示会への出展を行い、大手の自動車メーカーからも高い評価を受けました。ただし、当社の方針としては、洗浄装置のメーカーになるという発想は今の所はなく、今後の当社の形を見出すきっかけであると考えています。

現在、日本社会を取り巻く環境として、自動化・IoT化が大きな流れとしてあります。その中で、無人化=仕事がなくなるなどといわれていますが、実際は異なります。特に当社が位置する、色々な部品加工の用途・ニーズというものは無くなりません。そのため、当社の方向性としては顧客のニーズの一歩先を行き、顧客の課題に解を提供できるような面白い企業づくりができればと考えています。