独自の加工技術力と、自社開発の特殊治具により
他社に例のない中型リング形状の薄肉材真円加工を実現。
通常工法では困難な、φ100程度の中型リング形状の薄肉材真円加工を実現。自社開発の特殊治具により、三角形状のチャッキング歪みを排除します。さらに、熱処理における独自のノウハウを駆使して材料の残留応力をベストな状態で除去するほか、残留応力の少ない材料を調達するなど徹底した歪みへの追求により、高精度な薄肉加工を可能にしています。
φ100程度・肉厚1mmの中型リング形状において
研磨レス・切削のみによる高精度・薄肉加工が可能
従来の高精度マシンと低歪みチャックの使用だけでは製造不可能な、中型リング形状の薄肉加工に対し、新たなアプローチによる独自工法を開発。
応力除去前の荒加工形状など徹底した寸法管理と、切り落とし加工、特殊治具におる仕上げ加工により、φ100程度・肉厚1mmの中型リング形状への薄肉加工で、真円度6μmを実現しています。
特殊治具により、チャッキング歪みを徹底的に排除
ミクロンオーダーの高精密・高真円度を実現
ワークをCNC旋盤に固定する際、通常チャックによる薄肉加工では避けられない三角形状の変型を、自社開発の特殊治具により抑止。
ワークへのストレスを最小限にとどめ、かつビビリが発生しないよう、特殊治具で適切に固定することにより、ミクロンオーダーの高精密・高真円度加工を実現しています。
独自のノウハウにより、加工材料の残留応力を除去
真円度に特化した歪みの無い中型リング形状加工が可能
豊富な薄肉加工実績をもとに、残留応力除去の熱処理ノウハウを蓄積。応力を除去し、かつ変形しにくい熱処理方法について専門業者とすりあわせ、歪みを最大限除去できる精密な寸法設定などに留意した加工を行っています。
そして、残留応力の少ない材料の選定・調達にも独自の手法を確立するなど、歪みの無い高精度薄肉加工を徹底的に追求しています。
検査室の温度を常時22℃±2℃に恒温化を図り
厳格な温度管理のもと各種精密測定を実施しています。
高精密測定に必須の恒温検査室を設置。室内温度を22℃±2℃に保つよう空調を調整しています。さらに、検査室に製品を24時間保管し、温度を平準化、サーモセンサーによる製品温度測定を行ってから寸法測定を実施するなど、厳格な温度管理のもと各種精密測定を実施しています。